お家の天敵と言えば、
①シロアリ
②雨漏り
と言うほど雨漏りは致命的なダメージを受けてしまいます!
はじまりはほんのちょっとした雨漏りくらいなはずだから、その時にきちんと補修をしておけば良いのですが、ほとんどのお客様が
「これくらいなら大丈夫!」
とか、
「自分でなおせるからもうちょっとひどくなったら…」
と、後回し後回しになってしまって、気づいたときには手遅れに…ということが多くなっている気がします😓
初期の段階ですと、数万円で補修工事が出来ていたかもしれないのに、手遅れになって100万円オーバーかかってしまったり、下手すると補修不可になってしまっていたり😭
なので、雨漏りは絶対に発見次第の修理をオススメします❕🤚
先日のお客様のお家です。
こちらも雨漏りをそのうち施主さんが修理するつもりで放っておかれたそうで💦
お話をいただいたときにはpicの状態でした😓
築150年の立派なお家でしたが、シロアリと雨漏りで大変なことになってしまっていました💧
せがい造りで入母屋屋根の立派なお宅でしたが、下からのシロアリ被害と上からの雨漏り被害を放っておいたために大変な状況となってしまっておりました😭
きちんと修理するのであれば瓦を一度撤去して、タルキも撤去して、桁も撤去して、柱を入れ替えて、隅木も入れ替えて…ととんでもない金額(数百万円)がかかってしまいます😓
本来ですとそのように工事を進めたいところでしたが、予算も無い、お家の後継者もおられないなどの理由で別案に…
一部減築リフォームする計画として、入母屋屋根を補強しながら切妻屋根に変形させての屋根改造計画としました✨
屋根瓦も土葺きでしたので、一部分撤去した後タルキなども撤去、構造材の補強工事に取り掛かります。🔨
せがい桁も添え桁を入れて補強、その他も構造部分をそれぞれ補強していきます。
妻側も瓦の割寸法を計算して構造的に傷んでいる部分の解体撤去工事からの補強新設工事へと取り掛かります。
幕板も傷んでいるので新設していきます…
屋根も五寸勾配の反り屋根になっているので、ベニヤ板を使用してひかります。(ひかりというのはベニヤ板など薄くてしっかりした材料を使用していびつな形のものをピッタリにひっつけるための方法で、凸凹や曲がりをその材料に書き写して、接合部に隙間ができないように面に合わせて寸法取りをする方法です)
1度目でほぼ合っていましたが、妥協せずに微調整をしてピッタリに合わせます♪😊
木工事を終えると屋根左官屋さんに託します✨(打ち合わせ通りに屋根の下地の高さも調整済みです♪)
土葺きを施工できる屋根左官屋さんというのはかなり数がしぼられます💦
このような職人さんたちは、もうそんなに時間がたたないうちに現代名工の域に入られていくのではないでしょうか✨☺️
瓦葺き工事は予定通りに1日でピッタリと完工していただきました✨🙇🏻
流石です♪♪♪
今回は予算の関係と施主様の要望により丸伏せの施工は瓦ではなく雨樋(シルガード下地)での施工になっておりますが😵本来であれば半丸瓦を使用しての丸伏せとなります🤚
いかがでしたでしょうか?
今回はかなり稀なケースであり、私たちも屋根の造りを変えるのは…😓と考えてしまいましたが、構造体をきちんと補強して雨仕舞いもきちんと考慮した造りにすることによって、本来の3分の1〜4分の1のご予算で屋根の補修工事をすることが出来ました✨
お施主様にも大変喜んでいただけて一安心です♪☺️
また何かございましたら是非宜しくお願い致します✨😊🤚
(とりあえず屋根工事のみのpicです♪外部工事、室内リフォーム工事はまた後日に…😎)